A・O・入試

まず、「A.G.入試」は、総合的に能力、人格、経歴、活動歴を評価するシステムで、慶謄義塾大学SFC(湘南藤沢キャンパス)、同志社大学などで導入されています。

調査書、推薦書、自己PR、論文など、さまざまな書類を事前に提出し、それらに対する面接による質疑応答も含めて、数段階に分けて審査されます。海外の多くの国では、すでに一般化されている入学試験システムですが、「A.O.入試」によって入学した学生の目立った活躍などにより、日本でも、今後さまざまな大学で検討されていくでしょう。

一方、「論文特別入試」は、これを簡略化した形式といえます。調査書、自己PRなどとあわせて、自由なテlマで論じた論文を事前に提出し、その「書類審査」を経て、教官の面接による「口頭試問」(質問)があります。字数は、通常の小論文入試の十倍以上が普通です。つまり、「八千字以上」や「一万字程度」(なんと普通の原稿用紙で二十枚以上)などが、指定となります。多いようですが、準備期聞は十分にありますから、その方面に自信のある人は、積極的にチャレンジしてみましょう。

法政大学法学部や東洋大学社会学部などですでに実施されており、高校側からも賞賛の声が多いようです。これらの進歩的推薦入試は、総合的な研究能力が試されるとともに、浪人生にも受験するチャンスのあるところが、もう一つの魅力です。

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